首都圏に多い狭小地とは?
首都圏は地方都市に比べても、土地の価値が高いといわれます。実際土地の「坪単価」も首都圏のほうが地方よりも高くなっているところが多いです。特に東京の23区ではそれが顕著です。そのためその近辺に土地を購入する場合には、かなりの費用が掛かります。ですが、10坪程度の狭小地であれば購入できる可能性が高まります。狭小地とは、一般の土地に比べてかなり面積が狭い土地のことを言います。一般の戸建て住宅では30坪から50坪程度が一般的です。ですが、狭小地では10から15坪程度くらいの大きさしかありません。戸建て住宅を建設するのであれば、30坪前後が理想的といわれますが、このような狭小地でも住宅建設は可能です。
3階建てにすれば狭小住宅でも広く使える
狭小地に建設する住宅を狭小住宅とも呼びますが、土地の面積が広くないために、部屋数がとれないというデメリットがあります。この場合の対処法は、3階建て住宅を建設することによって解消される場合が多いです。平屋や2階建てよりも、3階建て住宅にすれば部屋数をその分多く取ることが出来るからです。ただし、どこの土地でも3階建て住宅が建設可能というわけではありません。第1種低層住居専用地域では、3階建てを作ることは可能ですが、様々な制限があるため基本的には難しい場合が多いです。一方で第1種住居地域においては、基本的に3階建ての建設が可能です。ただし、道路幅などの影響でそれが出来ないケースもあるため、建設する際には専門家の指示を仰ぐことが大切です。
狭小住宅は地価が高い都市部でマイホームを建てるのに適した作りですが、デメリットがあるのも事実です。頻繁に階段を使う、収納スペースが狭いなどの問題を認識して慎重に判断する必要があります。